手描きイラスト(線画)をベクター化する方法

最近、私の身内がイラストACに登録し、イラストの描き方やファイルの仕様などについていろいろと質問することが多くなってきたので、もしかすると同じような疑問を持っている人がいるかもしれないと思い、こちらで共有することにしました。

今日は、次のような手描きのイラスト(線画)はどうやってIllustratorのデータにしているのかという質問でした。 手描きと言っても、ペンで少々落書き風に描いた、英語でいうとdoodleみたいなものです。

手描きイラストをベクター化する試みをはじめたころは、いろいろと失敗続きでした。普通の無地のノートに細いサインペンで描き、それをスキャナーでスキャンし、Photoshopで開いてゴミなどを修正、それをIllustratorで開いて「画像トレース」機能でトレースしようとしたのですが、あまりキレイにできませんでした。というのは、無地のノートは少々毛羽立っており、インクが滲んだ感じになってしまうのです。それをPhotoshopで見ると、ギザギザになっているのです。

紙とペンを変えてみた

そこで、紙とペンを変えることにしました。
紙はにじみが出なさそうなケント紙(コクヨ ケント紙 A4 100枚 157g セ-KP19)にしました。
ペンは、コピック(色はブラック)という、イラストや漫画をよく描く人が使っているというペンを購入しました。「マルチライナー A-2セット」を買ったのですが、このうちよく使っているのは、0.3ミリと0.05ミリです。

この2つの組み合わせにより、スキャンした画像を拡大してもギザギザは非常に少なく、Illustratorのトレース機能でキレイにトレースできるようになりました。

Illustratorのトレース機能でベクター化する方法

1.手描きしたイラストをスキャナーでスキャンする。
設定は、グレースケール、300dpi、JPEGです。

2.スキャンした画像をPhotoshopで開く。グレースケールでスキャンしたにもかかわらず、Photoshopで開くとRGBになっているので、それを「イメージ」→「モード」→「グレースケール」にする。※PhotoshopCS6での設定を前提にしています。

3.「イメージ」→「色調補正」→「レベル補正」で、真ん中の1.0になっている値を「0.75」にする。※これはだいたいの目安です。ちょっと濃いなという感じまで調整します。また、この際、余計なゴミや線などもきれいに消しておいてください。

4. 「イメージ」→ 「モード」→「モノクロ2階調」にする。

5.画像をpsd形式で保存し、そのファイルをIllustratorで開く。※IllustratorCS6を前提にしています。

6.画像を選択した状態で、「ウィンドウ」→「画像トレース」パネルを開く。
「プリセット」は「デフォルト」、「カラーモード」は「白黒」にする。

完全に線だけをトレースしたい場合は、「ホワイトを無視」にチェックを入れます。
あとで色を塗りたい場合は、 「ホワイトを無視」 のチェックを外しておきます。

7.プレビューを押すと、トレースが始まります。

上のプルダウンメニューで、トレース結果や、トレース前の状態などが見れます。

しきい値を動かすと、線の太さを調節できます。いろいろとスライダを動かしてどんな感じになるか、あらかじめ見ておきます。

8.トレース結果はこれでOK! となりましたら、「拡張」ボタンを押します。

9.すると、線がベクター化されます。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です